寒くて冷える冬におこりやすい「足のつり」。
以前、母から就寝中に「よく足がつる」と言われ、対処法と予防法をお伝えしました。
その後は「足がつることが減り、つってもすぐに楽になる」と教えてくれました。
また生徒さんからも「よく足がつる」と耳にする機会が多いです。
「足がつる」<こむら返り>は、ふくらはぎにある筋肉(腓腹筋)で起きやすく「腓(こむら)返り」と呼ばれますが、「足がつる」ともいわれます。
また足の裏や指、太ももなどでも起こります。
対処法としては
つった筋肉を伸ばすようにする
座った状態で、つま先を体のほうに引き寄せて、ふくらはぎを伸ばすようにする。
つった方の足を立てひざで座り、前方に体重をかけてふくらはぎを伸ばします。
立った状態で、つった方の足のふくらはぎを伸ばすようにします。
漢方薬の「芍薬甘草湯」もおすすめとの事。
筋肉の緊張を緩め、けいれんや痛みを抑える作用があります。
予防法としては
足のマッサージ
足指の曲げ伸ばし
ミネラルを多く含む食品をとる
また水分不足でもおこりやすくなります。
運動時は、こまめに水分摂取や塩分補給
運動前にカリウムを含むバナナを食べるのもおすすめです。
また就寝中に起こしやすい人は、寝る前にコップ一杯の水や白湯を飲むこともおすすめ。
ただ、
糖尿病や脳梗塞、甲状腺疾患、腎臓疾患、
下肢静脈瘤など病気が原因で起きる場合もあります。
日常的に頻繁に起こったり、足以外の筋肉がけいれいをおこしたり、しびれや、痛み、長い距離が歩けなくなる間欠跛行、など他の症状を伴うことがあれば、病院を受診されることをおすすめします。
母の場合は、寝起きに伸びをすると足がつる、と言っていました。
伸びの仕方をきくと、つま先を伸ばしていたそうです。
つま先をのばすと、足がつりやすいので、伸びをする時は
「かかとをつきだして伸びをする」と伝えました。
そして、寝る前には足のマッサージをするようアドバイス。
ちょっとした動作の違いでも防げます。
皆様もどうぞお気をつけてください。