「「死」が教えてくれた 幸せの本質」 by 船戸 崇史

「死」が教えてくれた 幸せの本質
二千人を看取った医師から不安や後悔を抱えている人へのメッセージ

著者 : 船戸 崇史(ふなと・たかし)
     船戸クリニック院長 リボーン洞戸代表

     「がんが消えていく生き方」の著者

がんが治らなければ人は死ぬ

しかしがんが治ってもいずれ死ぬ

だから今を生きる

いかに生きるかを考えさせられました。

日々、流れに身を任せて過ごしていますが

「今日が人生最後の日」だとしたら・・・

「今を大切に過ごす」と覚悟が持てる内容でした。

あとがきより

「幸せの本質」の重要な形(構成要素)8項目

1. 生きざまは死にざま
2. 自分の命は自分のものだけではない
3. 自分しか担えない使命がある
4. にもかかわらず、覚悟を持つ  ※覚悟とは、捨てる決意である
5. 人生最後の言葉がある
6. 人はただ在るだけでも意味がある存在である
7. 病気にも意味がある
8. 死は恩寵でもある

「がんが消えていく生き方」 by 船戸 崇史

「がんが消えていく生き方」 by 船戸 崇史

「がんが消えていく生き方」
外科医ががん発症から13年たって初めて書ける克服法

著者 : 船戸 崇史(ふなと・たかし)
     船戸クリニック院長 リボーン洞戸代表

本書は、著者ががんにかかってから13年の間に実践された治療、再発を防ぐ方法が書かれています。

また、がんが「生き方の病気」であるとして、

今までの生き方を見直し、これからの生き方を変えていくことが大切だと気付きました。

自分の身体を信じること、そして、自分を信じられる生き方をるすること。

私はがんではありませんが、

これからの生き方を見直し、しっかりと身体づくりをしていこうと思います。

本書に書かれていた、

がんに克つ五か条

1. がんに克つ寝技 ねわざ「睡眠」
2. がんに克つ食技 たべわざ「食事」
3. がんに克つ動技 うごきわざ「運動」
4. がんに克つ温技 あたためわざ「加温」
5. がんに克つ笑技 わらいわざ「笑い」

「「死」が教えてくれた 幸せの本質」 by 船戸 崇史

「ヒマラヤ大聖者の免疫力を上げる「心と体」の習慣 by ヨグマタ 相川圭子

ヒマラヤ大聖者の免疫力を上げる「心と体」の習慣

著者 : ヨグマタ 相川 圭子(あいかわ・けいこ)

ヨグマタとは
「ヨガの⺟」「宇宙の⺟」という意味。 インド政府、および瞑想・ヨガの世界的な機関である
World Development Parliamentより与えられた尊称
(1991年11⽉18⽇、ヨガのマスターとしてYogmata Keiko Aikawaの名前で表彰)

ヨガ、瞑想について調べていたら、ヨグマタの存在を知りました。

そして、図書館にて借りた本の一冊。

心、からだの使い方や瞑想方法が書かれています。

また「心と体を浄める生活習慣」では日常にも取り入れられる内容で

早速取り入れていこうと決めました。

私にとって一番大事なこと

「自分を信じる」という中心軸を持つこと

本当の自分を受け入れ信じること

感謝をして、周りの人の幸せを願い、自分の中心軸を育てていきたいです。

 

今年も一年お世話になりました

今年もあと数時間。

あっという間の一年だった。

昨年末は父は老健施設に入っていた。

今はもう居ない。

リビングテーブルに飾られている父の写真。

今年5月に老衰で他界。

父がもう居ない、ということにまだ慣れない。

10月は母が入院した。

幸い母は無事に退院し、一緒に年越しを迎える。

全てに感謝。

家族のありがたさが身に染みる一年となった。

父の昔話を聞きたかった。

どのように過ごしてきたのか、聞いておけばよかった。

私はこの両親のもとに生まれてよかった。

大事に育ててもらったと感謝している。

お父さん、ありがとう。

もう少し一緒に旅行したかったよ、寂しいよ。

今まで本当にありがとうね。

これからも見守っていてね。

「90歳になっても、楽しく生きる」 by 樋口 恵子

90歳になっても楽しく生きる

著者: 樋口 恵子(ひぐち・けいこ)
    NPO法人高齢社会をよくする女性の会 理事長

現在87歳の母に何か読書を、と思い見つけた本。

私は著者のことを全然知らなかったけど、母はよく知っていました。

母の感想を聞いていません。 機会があれば、聞いてみたいと思います。

人生100年を機嫌よく生きる
ヒグチ流 魔法の言葉

「いろいろあらアな」
「ま、いいか」
「ほどほどに」

今からでも実践可能なこと。

毎日を機嫌よく生きて、自分だけでなく周りの人も気分よく過ごしていけるとよいなあと感じました。

他にも
今の私にも納得のいく言葉もたくさんありました。

おしゃれとは、
老いていく身に「元気」をまとうこと

白髪は潔い、されど黒髪は凛々しい

「親友」より「お仲間」の多い方がいい

また実際にその年齢になってみないと気付かないことも多々あります。
その時にアタフタしないよう日々を丁寧に、そして機嫌よく過ごしてまいります。

長生きに対して肯定的に考えられる本でした。
私は今50代半ばですが、人生100年時代をみすえて、これから迎える60代、70代とどう過ごすのがよいか参考になりました。

「なんとめでたいご臨終」「最期まで家で笑って生きたいあなたへ」by 小笠原 文雄

「なんとめでたいご臨終」

なんとめでたいご臨終➁「最期まで家で笑って生きたいあなたへ」

著者 小笠原 文雄(おがさわら・ふみお)
日本在宅ホスピス協会会長
89年に岐阜市内に小笠原内科を開院以来、在宅看取りを1000人以上経験

 

主にがんの在宅看取りに関してでしたが

本当にテーマのとおり

「なんとめでたいご臨終」と言える内容でした。

最期まで朗らかに生きて旅立たれる患者さん

そして

ご家族の方も笑顔で見送られる姿

理想の最期の迎え方だと実感しました。

「ところ定まればこころ定まる」
死ぬ処は自分で決める
”ここにいたい”と願うところで、朗らかに生きて清らかに旅立てた時
「希望死・満足死・納得死」
がかなうのだと思います

「笑う門には福来る」
本当に人生いろいろありますが
笑って生きて、笑って死にたい
そう思いながら生きていきたいです。

「どうせ死ぬなら自宅がいい」 by 近藤 誠

自然にまかせたがんばらない理想的な最期の迎え方どうせ死ぬなら自宅がいい
著者 近藤 誠(こんどう・まこと)

「介護施設で死ぬということ」

と同時に

「自宅で死ぬということ」

はどうなのかを知るのに手に取った本。

自宅、ホームで自然に逝くための、近藤誠の7か条
なども書かれており、元気がもらえる一冊でした。

「終わりよければ、すべてよし」
を叶えるために、今日から準備できることがわかります。

「病は気から」
という言葉をおもいだしました。
「食」「運動」「睡眠」に気をつけて
毎日を楽しく過ごすことができればきっと
「終わりよければ すべてよし」
で人生の最期を迎えられると思います。

「介護施設で死ぬということ」 by 高口 光子

「介護施設で死ぬということ」 by 高口 光子

生活支援の場のターミナルケア介護施設で死ぬということ

著者 高口 光子(たかぐち・みつこ)
理学療法士・介護支援専門員・介護福祉士
現:介護アドバイザー/介護老人保健施設「星のしずく」看介護部長

人生の最期をどこで迎えることが幸せなのか
本人の希望は叶えられるのか

それが気になってるときに見つけた書籍

第一章 最期をどこで迎えるか  
    「生ききる」ことを支えるケア

第二章 親の死に方を子どもが決める
    揺れる家族の思い

第三章 命を最後まで支えぬく
    施設で出会ったそれぞれの看取り方

著者の介護施設での経験が書かれています。
職員の方々がどのように入居者と接しているのかも知ることができましたし
入居者の家族の思いも知ることができました。
そして
施設での看取りの詳細も知ることができてよかったです。

今年5月、病院で父が亡くなりました。
父が亡くなる前にこの本を読んでいたら
父の希望を叶えることができたのではないか
そう悔やまれます。
最期まで「家に帰りたい」と言っていた父。
ですが、その時にできることを精一杯させてもらったと思います。

この本を読み
人生の最期をどのように迎えたいか
を真剣に考えるようになりましたし
施設でのターミナルケアというものを知ることができました。

ターミナルケアとは
死を目前にした人のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上を目指すケアのこと

「人生の最期に後悔したこと50」 by 志賀 貢

臨床医が見てきた「人生の最期に\みんなが/後悔したこと50」

著者 志賀 貢(しが・みつぐ)
医学博士

「私の人生は幸せだった」
と思いながら最期のをときを迎えらえるように
生きている現在に気を付けること、しておくこと

7章にわけて紹介されています
・健康について
・食について
・心について
・家族や故郷について
・仕事や友人について
・お金について
・最期の迎え方について

人生100年時代といわれていますが最期まで幸せだったと思えるよう
本書の内容を理解し今から大事にしてみようと思います

7章 最期の迎え方について

この章に書かれていることがとても身に染みました

というのも

この本を参考にして父に何かできることをしたい

そう思っていましたが読む前に父は亡くなりました

「末期の水」の重要性
「お迎え現象」
「最期の場所」

もっと早く知っていれば、と後悔です

最後50番目の項目「弔いや法事をする意義」は今からでもできること

今まで弔いの意味を考えたこともありませんでした

ですが、この本の中に

「弔いは残された人たちのためのもの」

と書かれており納得できました

「供養はひとのためならず」
自分の心の安らぎを求め
病魔から体を守ることにもつながる

初七日・四十九日・百箇日の意味

初七日
死者がお花畑を渡り三途の川にたどり着く日
あの世に無事に渡れるように願い法要を行う

四十九日
この世とあの世との狭間をさまよう魂が安らかに成仏できるように祈る日

百箇日
死者が新しい仏としてこの世を去り、天国で安住の地を得る日

一周忌
喪明けの日

三回忌
完全に天国の住人になれる

(本書から抜粋)

「枯れるように死にたい」 by 田中 奈保美

「枯れるように死にたい」 ~老衰死ができないわけ~

著者 田中 奈保美(たなか・なおみ)

感想

この本を読み

人生の最期をどのように過ごしたいのかその人の希望を叶え

最期までその人らしく生きられる世の中にしていきたい

そう思いました

父の死

父はそうながくは生きられない

そう思ったとき手にした本

図書館で借りたのですが、読み終える前に父は亡くなりました。

もう少し早く読んでいれば・・・

父を家に連れて帰り自宅で看取ることができたのかも

脳裏をよぎります

父の最期は幸せだったのか

「父さん、家に帰らせてあげれなくてごめんね」

遺骨となって自宅に戻った父に、そういいながら手を合わせました

父の死因は「老衰死」

サブタイトルに「老衰死ができないわけ」と書いてますが

タイトルのとおり「枯れるように」最期を迎えられたのではと思います

生命のレベルが下がり、食欲がなくなり食べられなくなり

最後は必要な水分の点滴だけになり亡くなりました

父はずっと

「家に帰りたい」

と口にしていました

ですが希望を叶えてあげることはできませんでした

この本を読み

在宅で看ることができたのではないか

と思います

そのことだけが心残りです

父にはできなかったですが、母や身近な人の終末期は

その人らしく生きられるように寄り添っていきたい

そうおもいます