30年前(1988年)に京都市美術館で開催された ~東山魁夷展~
その時の図録を発見。
図録の中に、新美術新聞やチケットが挟まったままでした。
新美術新聞(昭和63年5月11日(水曜日))
懐かしいです・・・
昔のことを少し思い出しました。
美術館巡りが大好きで、長野県信濃美術館 東山魁夷館に行ったこと。
蓼科にあった「マリーロランサン美術館」や「美ヶ原高原美術館」などにも行きました。
東山魁夷の作品で一番好きな 「白馬の森」
白い馬と青の風景がとても幻想的です。
昭和47年(1972)それまで添景としての人物やその他のものを極力排除してきた魁夷の絵に、突如一頭の白い馬が現れた。ふと浮かんだ幻想から、次々と構想が浮かび、18点の「白い馬の見える風景」シリーズが誕生した。
森の中、湖畔、麦畑、渚などの風景の中を軽やかに、歩き、佇み、駆けてゆく。 メルヘンの世界を思わせるこのような作品は、ドイツ・オーストリアの町並みを描いた作品や、《丘の教会》《森の幻想》などといったチロル地方を描いた作品にも、垣間見られ、この時期の魁夷を特徴づけるひとつの画風になっている。
(作品目録より)
先日のブログでご紹介した
京都で30年ぶりの大回顧展 生誕110年 東山魁夷展
生誕110年 東山魁夷展 行ってきました。
生誕110年東山魁夷展 at 京都国立近代美術館へ。東山魁夷の絶筆《夕星》は、4本の木よりも夜空に浮かぶ一点の星が印象的でした。
東山魁夷の展覧会が京都であるんだ・・・
その広告をみたときは、30年前に行ったことをすっかり忘れていました。
今日、この図録を見つけたことは何かのご縁なんでしょう。
とても懐かしいです。
そして別の図録も出てきました。
俳優 榎木孝明 「風の旅、心の旅」
これは20年前。
旅をして絵も描いている俳優の榎木孝明さんに憧れていました。
~あとがき~
(省略)
私がふと思うことは、どんな人のどんな人生であれ、結局はその人が選択したその人の人生だということだ。私達は繰り返し転生して様々な人生の喜怒哀楽を体験するのかと言えば、それは一重に魂のレベルアップの為、神なる存在に近づく為だと、いつしか思うようになった。
この世の偶然は必然、日々起こる事は魂の喜びであると思えた時、私の中から苦と恐怖が消えていった。私の魂が今この世で修行をしているのならば、最高の学びの環境を与えられていると思える今日この頃である。
人は苦境に立たされた時、それを克服出来る知恵と勇気を与えられている。ただそれに気付かずに一生を終える人々も少なくない。又、次なる転生でそのチャンスに巡り逢うのかも知れないが、出来れば今生で克服出来るにこしたことはない。
この「あとがき」を読み心が揺さぶられました。
私の人生は、私が選択してきたものの繰り返し。
これからの1年、そして10年先をどうするか、自分で選択していくしかない。
魂のレベルアップができるように日々を精一杯生きていきたいです。
2冊の図録を見つけて、30年前、20年前当時の自分を思い出す良い機会となりました。
人生の振り返りが必要だったのかもしれません。
このお盆休みは心のリセットができそうです。
生誕110年 東山魁夷展
KYOKO
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