生誕110年 東山魁夷展 ~本当の「あお」に出会う~
久しぶりに近代美術館へ。
お目当ては、楽しみにしていた「東山魁夷展」。
入り口の案内表示がこちら。
約80点の作品が第六章に分かれて展示されていました。
第一章 国民的風景画家
第二章 北欧を描く
第三章 古都を描く・京都
第四章 古都を描く・ドイツ、オーストリア
第五章 唐招提寺御影堂障壁画
第六章 心を写す風景画
(パンフレット、出展目録)
最初の展示作品《残照》は、
国民的風景画家と呼ばれるようになる記念的作品。
そして最後の展示作品《夕景》は、
東山魁夷の絶筆。
また、東山芸術の記念碑的大作
《奈良・唐招提寺御影堂の障壁画》の再現展示も見事でした。
どの作品も大好きです。
個人的にお気に入りの作品は、《白馬の森》。
今回も展示されていて感無量です。
記念に購入した図録。
《道》
画面手前から奥に向かって真っすぐに伸び上がり行く一本道。僅かにみえる空は白々とし、道の両脇の草は未だ朝露に濡れしっとりとしている。「ひとすじの道が、私の心に在った」(「ひとすじの道」『風景との対話』昭和42年初版、新潮社)というように、この時期東山は「道」を描くことに拘った。《残照》で自らの進むべき方向に気づいて以降、自らの来し方行く末を思いながら、本作品でしっかりと自らの「道」を見定めたと言える。
私も、自分の歩む《道》を見定めていきたい。
30年前の私は、東山魁夷展で何を感じていたのだろう。
ふと、そんな考えが頭をよぎりました。
これからも一日一日を大切に、自分の道を一歩一歩、しっかりと歩んでいきたい。
そして、何年、何十年後かに再び「東山魁夷展」に足を運びたい、そう思います。
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KYOKO
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KYOKOです。
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