今年も一年お世話になりました

今年もあと数時間。

あっという間の一年だった。

昨年末は父は老健施設に入っていた。

今はもう居ない。

リビングテーブルに飾られている父の写真。

今年5月に老衰で他界。

父がもう居ない、ということにまだ慣れない。

10月は母が入院した。

幸い母は無事に退院し、一緒に年越しを迎える。

全てに感謝。

家族のありがたさが身に染みる一年となった。

父の昔話を聞きたかった。

どのように過ごしてきたのか、聞いておけばよかった。

私はこの両親のもとに生まれてよかった。

大事に育ててもらったと感謝している。

お父さん、ありがとう。

もう少し一緒に旅行したかったよ、寂しいよ。

今まで本当にありがとうね。

これからも見守っていてね。

「90歳になっても、楽しく生きる」 by 樋口 恵子

90歳になっても楽しく生きる

著者: 樋口 恵子(ひぐち・けいこ)
    NPO法人高齢社会をよくする女性の会 理事長

現在87歳の母に何か読書を、と思い見つけた本。

私は著者のことを全然知らなかったけど、母はよく知っていました。

母の感想を聞いていません。 機会があれば、聞いてみたいと思います。

人生100年を機嫌よく生きる
ヒグチ流 魔法の言葉

「いろいろあらアな」
「ま、いいか」
「ほどほどに」

今からでも実践可能なこと。

毎日を機嫌よく生きて、自分だけでなく周りの人も気分よく過ごしていけるとよいなあと感じました。

他にも
今の私にも納得のいく言葉もたくさんありました。

おしゃれとは、
老いていく身に「元気」をまとうこと

白髪は潔い、されど黒髪は凛々しい

「親友」より「お仲間」の多い方がいい

また実際にその年齢になってみないと気付かないことも多々あります。
その時にアタフタしないよう日々を丁寧に、そして機嫌よく過ごしてまいります。

長生きに対して肯定的に考えられる本でした。
私は今50代半ばですが、人生100年時代をみすえて、これから迎える60代、70代とどう過ごすのがよいか参考になりました。

「なんとめでたいご臨終」「最期まで家で笑って生きたいあなたへ」by 小笠原 文雄

「なんとめでたいご臨終」

なんとめでたいご臨終➁「最期まで家で笑って生きたいあなたへ」

著者 小笠原 文雄(おがさわら・ふみお)
日本在宅ホスピス協会会長
89年に岐阜市内に小笠原内科を開院以来、在宅看取りを1000人以上経験

 

主にがんの在宅看取りに関してでしたが

本当にテーマのとおり

「なんとめでたいご臨終」と言える内容でした。

最期まで朗らかに生きて旅立たれる患者さん

そして

ご家族の方も笑顔で見送られる姿

理想の最期の迎え方だと実感しました。

「ところ定まればこころ定まる」
死ぬ処は自分で決める
”ここにいたい”と願うところで、朗らかに生きて清らかに旅立てた時
「希望死・満足死・納得死」
がかなうのだと思います

「笑う門には福来る」
本当に人生いろいろありますが
笑って生きて、笑って死にたい
そう思いながら生きていきたいです。

「どうせ死ぬなら自宅がいい」 by 近藤 誠

自然にまかせたがんばらない理想的な最期の迎え方どうせ死ぬなら自宅がいい
著者 近藤 誠(こんどう・まこと)

「介護施設で死ぬということ」

と同時に

「自宅で死ぬということ」

はどうなのかを知るのに手に取った本。

自宅、ホームで自然に逝くための、近藤誠の7か条
なども書かれており、元気がもらえる一冊でした。

「終わりよければ、すべてよし」
を叶えるために、今日から準備できることがわかります。

「病は気から」
という言葉をおもいだしました。
「食」「運動」「睡眠」に気をつけて
毎日を楽しく過ごすことができればきっと
「終わりよければ すべてよし」
で人生の最期を迎えられると思います。

「介護施設で死ぬということ」 by 高口 光子

「介護施設で死ぬということ」 by 高口 光子

生活支援の場のターミナルケア介護施設で死ぬということ

著者 高口 光子(たかぐち・みつこ)
理学療法士・介護支援専門員・介護福祉士
現:介護アドバイザー/介護老人保健施設「星のしずく」看介護部長

人生の最期をどこで迎えることが幸せなのか
本人の希望は叶えられるのか

それが気になってるときに見つけた書籍

第一章 最期をどこで迎えるか  
    「生ききる」ことを支えるケア

第二章 親の死に方を子どもが決める
    揺れる家族の思い

第三章 命を最後まで支えぬく
    施設で出会ったそれぞれの看取り方

著者の介護施設での経験が書かれています。
職員の方々がどのように入居者と接しているのかも知ることができましたし
入居者の家族の思いも知ることができました。
そして
施設での看取りの詳細も知ることができてよかったです。

今年5月、病院で父が亡くなりました。
父が亡くなる前にこの本を読んでいたら
父の希望を叶えることができたのではないか
そう悔やまれます。
最期まで「家に帰りたい」と言っていた父。
ですが、その時にできることを精一杯させてもらったと思います。

この本を読み
人生の最期をどのように迎えたいか
を真剣に考えるようになりましたし
施設でのターミナルケアというものを知ることができました。

ターミナルケアとは
死を目前にした人のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上を目指すケアのこと

「人生の最期に後悔したこと50」 by 志賀 貢

臨床医が見てきた「人生の最期に\みんなが/後悔したこと50」

著者 志賀 貢(しが・みつぐ)
医学博士

「私の人生は幸せだった」
と思いながら最期のをときを迎えらえるように
生きている現在に気を付けること、しておくこと

7章にわけて紹介されています
・健康について
・食について
・心について
・家族や故郷について
・仕事や友人について
・お金について
・最期の迎え方について

人生100年時代といわれていますが最期まで幸せだったと思えるよう
本書の内容を理解し今から大事にしてみようと思います

7章 最期の迎え方について

この章に書かれていることがとても身に染みました

というのも

この本を参考にして父に何かできることをしたい

そう思っていましたが読む前に父は亡くなりました

「末期の水」の重要性
「お迎え現象」
「最期の場所」

もっと早く知っていれば、と後悔です

最後50番目の項目「弔いや法事をする意義」は今からでもできること

今まで弔いの意味を考えたこともありませんでした

ですが、この本の中に

「弔いは残された人たちのためのもの」

と書かれており納得できました

「供養はひとのためならず」
自分の心の安らぎを求め
病魔から体を守ることにもつながる

初七日・四十九日・百箇日の意味

初七日
死者がお花畑を渡り三途の川にたどり着く日
あの世に無事に渡れるように願い法要を行う

四十九日
この世とあの世との狭間をさまよう魂が安らかに成仏できるように祈る日

百箇日
死者が新しい仏としてこの世を去り、天国で安住の地を得る日

一周忌
喪明けの日

三回忌
完全に天国の住人になれる

(本書から抜粋)

「枯れるように死にたい」 by 田中 奈保美

「枯れるように死にたい」 ~老衰死ができないわけ~

著者 田中 奈保美(たなか・なおみ)

感想

この本を読み

人生の最期をどのように過ごしたいのかその人の希望を叶え

最期までその人らしく生きられる世の中にしていきたい

そう思いました

父の死

父はそうながくは生きられない

そう思ったとき手にした本

図書館で借りたのですが、読み終える前に父は亡くなりました。

もう少し早く読んでいれば・・・

父を家に連れて帰り自宅で看取ることができたのかも

脳裏をよぎります

父の最期は幸せだったのか

「父さん、家に帰らせてあげれなくてごめんね」

遺骨となって自宅に戻った父に、そういいながら手を合わせました

父の死因は「老衰死」

サブタイトルに「老衰死ができないわけ」と書いてますが

タイトルのとおり「枯れるように」最期を迎えられたのではと思います

生命のレベルが下がり、食欲がなくなり食べられなくなり

最後は必要な水分の点滴だけになり亡くなりました

父はずっと

「家に帰りたい」

と口にしていました

ですが希望を叶えてあげることはできませんでした

この本を読み

在宅で看ることができたのではないか

と思います

そのことだけが心残りです

父にはできなかったですが、母や身近な人の終末期は

その人らしく生きられるように寄り添っていきたい

そうおもいます

 

 

 

「自分の名前に「ありがとう」を唱えると奇跡が起こる!」 by 愛馬 千晶

心が楽になる39の魔法の言葉自分の名前に「ありがとう」を唱えると奇跡が起こる!ヒーリング20年の結論

著者 愛馬 千晶(あいば・ちあき)

よく

「感謝する」「ありがとうをいう」ことが人生をよくすることは知っていますが、

自分の名前にありがとう

と言ったことはないことに気づきました。

本にも書いていますが、

「ありがとう」は最強の魔法の言葉

多くの方の証言が紹介されています。

また、「ありがとう」以外にも

不安が吹き飛ぶ魔法の言葉
運気アップ間違いなしの魔法の言葉

があります。

今の私に響く魔法の言葉

「やりたいことをやる!」

「本物の自分になる!」

「私って、すごい!」

マインドを変えて、変化を起こし、今以上に幸せな毎日を過ごしていきます。

「ありがとうの真言」、真言とは「心を伝える」呪文

「遺伝子スイッチ・オンの奇跡」

「70歳からの留学 77歳で56ヶ国ひとり旅ブログ日記」 by 宮﨑 信敏

70歳からの留学 77歳で56ヶ国ひとり旅 ブログ日記

著者 宮﨑 信敏(みやざき・のぶとし)

著者ブログ 山と俳句と百歳と9条

何気に図書館で見つけた一冊。

またいつか海外旅行に自由に行ける日を期待しつつページをめくりました。

旅日記でもあり、生き方についても考えさせられる一冊です。

私もいつか必ず世界中を旅して、心や体が喜ぶ経験や感動をたくさん与えてあげたいです。

目指すは、

旅する自由人、幸せの道先案内人

昔から、何故か世界中に行ってみたい! という思いがありました。

この広い世界に知らない国や人、知らないことがどれだけあるか?

それを少しでも多く見聞きしたい、気持ちがあります。

この本を読んで、なぜその気持ちが起こるのか少しわかったような気がします。

外国の旅の楽しみとはなんだろう

やはり少しの不安、それを今までの自分の知識で、誰に頼ることなく、自分で解決し、そして新しい知識を得る喜びかもしれない。

不安があるところに、自分の全知識と力を集中して取り組む、それがここ外国では「自分を実現している」と感じるように思う。

自分のこれまでの知識と力がためされている・・・

自分の存在を実感できるのかもしれない

生きている喜びを心、体で体感できるのか旅なのかもしれない

そう感じました。

 

「涙の数だけ大きくなれる!」 by 木下 晴弘

明日を生きる「自分へのメッセージ」

涙の数だけ大きくなれる!

著者 木下 晴弘(きのした・はるひろ)

文庫本
10万部突破のベストセラーの文庫化、新たに2話の追加収録。

お仕事でお世話になっている方からこの本を教えていただきました。

人が変わる瞬間

そこには「涙」の存在があります

感動とともに、あふれた感情は自分を浄化していきます

人は何かのきっかけで変わります

そこには必ず美しい涙があります

人は、涙の数だけおおきくなれる

本の ”はじめに” で書かれているように、

人は何かのきっかけで変われる!

そう感じ取れた一冊の本です。

第1章 仕事がイヤになったら
Story1 戦渦の子どもたちが望んだもの
Story2 あるレジ打ちの女性
Story3 ある生徒の高校受験

第2章 仕事がつまらなくなったら
Story4 たった1つの社訓

第3章 人間関係に悩んだら…
Story5 「ミラー細胞」と佐賀北高校
Story6 なぜ、ガンはV字編隊で飛ぶのか?

第4章 あなたにできることは何か?
Story7 母の足
Story8 あるパチンコ店の話

第5章 あなたが大きくなるために…
Story9 夢をあきらめない
Story10 腐らないリンゴ

感想

どのお話も心に染み、知らぬ間に涙することがありました。
私は、私の人生の中で、何度涙を流しただろうか・・・
人は一人では生きていけないし、誰かのために生きるとことで心が豊かになり、幸せになる。
今後も、涙を流し心を浄化させて、良い人生を過ごしていきます。

私の中のベスト3

・Story2 あるレジ打ちの女性
一生懸命に本気で取り組み頑張れば、応援してくれる人がいる。
人は応援してくれる人がいるから成功できる。
そう実感しました。

・Story3 ある生徒の高校受験
目標を持ち、自分の人生を生きる力を感じました。

・Story8 あるパチンコ店の話
何のために仕事をするのかを考えさせられるお話です。

・最後に紹介された
Story10 腐らないリンゴ
これは、以前テレビ番組で紹介された「奇跡のリンゴ」のお話です。
自分の道を信じてがんばられた姿に心を打たれました。