7月(2018年)お大師さまのおことばNO.92(東寺大日堂)

仏は医王の如く

教えは方経の如く

理は妙薬の如し

(秘蔵宝鑰)

 

東寺の三つの大伽藍は南から三宝の順に並んでいます。それらの配置が「心の病院としての寺院」の役割を象徴しています。

金堂「仏」は、 薬師如来が医王「仏」として安置されています。(お医者様)
講堂「法」は、 21体の諸仏が「法」を教えています。(教法)
食堂「僧」は、 観音さまが「僧伽」における修行を見守っています(実践)

仏教を医学に例え「予防医学」ならぬ「予防仏教」だと説いておられます。

人の苦しみや悲しみが訪れる前に、何でもない日常にこそ、仏教の教えをしっかりと説いておくことが大切。
そして、もし予防が行き届かなかったら、僧侶は、悩める人や苦しんでいる人に処方箋を示し、お薬を施す。
「寺院は心の病院」というのが、お釈迦さまの基本のお考えに違いないと思います、と説明されています。

何でもない日常に感謝し、平穏に日々が過ごせるよう「こころ」と「からだ」を整えていきます。

2017年7月のお大師さまのおことば

7月お大師さまのおことばNO.80(東寺大日堂)

東寺・日曜法話『すでにこの道あり』

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KYOKO

健康運動指導士 自分のからだは自分で整える コンディショニングインストラクター KYOKOです。