平成29年開創1300年
養老元年(717)越の大徳泰澄神融禅師によて開創された
白山信仰の寺 那谷寺
しとしとと雨がふるなか、訪れました。
紅葉には早いですが、緑が美しかったです。
タイミングよく、本尊十一面千手観音菩薩の御開帳。
本殿の胎内くぐりで出直しを祈願してきました。
禅師は夢にみられた十一面千手観世音菩薩のお姿を自らお造りになり、洞窟内に安置し、岩屋の胎内をくぐって、人としての罪を白く清める霊場としました。そして、この地にお堂を建立され、自生山岩屋寺と名づけられました。
その後、寛和二年(986)に西国三十三番札所を開かれた花山法皇がこの地においでになった時、洞窟内の観音様を拝せられ、西国三十三ヶ所第一番紀伊の那智山と、第三十三番美濃の谷汲山の各一字をとって那谷寺と改め、七堂伽藍を御造営なされました。
往時は寺院二百五十ヶ坊に及ぶ隆盛を極めましたが、延元三年(1338)南北朝の争い、弘治元年(1555)朝倉景隆により坊舎が焼きつくされました。
しかし寛永年間(1640)加賀藩主前田利常公がその荒廃を嘆き、後水尾天皇の勅令を仰ぎ、岩窟内本殿、拝殿、唐門、三重塔、護摩堂、鐘楼、書院等を再建、境内の一大庭園を復興され今日の御祈願所とされました。
こうして那谷寺は森の中の自然の曼陀羅の寺院として、今も大切に守られております。
境内案内図
山門
金堂
庫裏書院と名勝指定園
三尊石琉美園
参道
奇岩遊仙境
本殿
三重塔
鎮守堂
楓月橋からの奇岩遊仙境の眺望
芭蕉句碑 ”石山の 石より白し 秋の風”
護摩堂
鐘楼堂
普門閣(宝物館)一般拝観できます。
北陸地方に現存する最古の両界曼荼羅。 (那谷寺HPより)
秘仏 本尊十一面千手観音菩薩御開帳
秘仏である御本尊「十一面千手観音菩薩」の「御開帳」は10月31日まで。
期間中、観音網が御本尊と繋がり、結縁を結んでいただけます。
本殿の胎内くぐり
胎内くぐりを巡ることいより、この世に生きている諸々の罪を洗い流し
再び母の胎内より白山のように白く清く生まれ変わり、出直すことを祈ります。
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