「毎日を好きなことだけで埋めていく」 by 本田 晃一

あなたの自由を奪っているのは、じつはあなた自身だった
毎日を好きなことだけで埋めていく

著者 本田 晃一(ほんだ・こういち)

 

本を読み進めていくうちに、気持ちが自然と楽になり前向きになっていきました。
「あー、そういうことか」と腑に落ちたり。
各ステップで心に残る内容を書いてみました。

Step.1 心のブレーキに気づく

間違った思い込みにより「心のブレーキ」をかけている。
「ラクして得る」という経験を味わい、感動するほどに、「何かを得るには苦労しなくてはいけない」から解放していく。

Step.2 イヤなことをやめていく

「心のブレーキ」が強いと、我慢が当たり前になる。
そうすると、自分はどうしたいのか、わからなくなってしまう。
自分の過去を振り返ると、納得です。
「心の羅針盤」を取りもどすには、自分に寄り添い、そして「本当は何をしたくないのか」から考えてみる。
「喜び」がない努力はやめる、「がんばらないとできないこと」は人に任せてよいこと。
「苦手」を放棄すると、「感謝しかない人生」になる。
意識しなくてもできる=才能 と気づく。

Step.3 「本当はどうしたい?」を突き詰める

本当にやりたいことを楽しむと、そのエネルギーが伝わり、あちこちから声がかかるようになる。
それが結果的に、仕事として成立していくこともありうる。
「心のリハビリ」で「自分ファースト」のパーセンテージを、少しづつあげていく。
何が好きかを明確にする、そしてワクワクする感情の割合を増やしていく。
いろんな自分と対話をして、まずは共感し、「で、本当はどうしたい?」で本音を聞きだす。

Step.4 自分にオッケーを出す

「小さな一歩グセ」をつける。
好きなことを「先」にやり、人生に「ワクワクな瞬間」を増やしていく。
自分のお手本を探し、お手本の生き方に触れていく。
「より素敵な自分」になることにオッケーを出す。

Step.5 喜びとともに生きる

心の目盛りをマイナスからプラスに。
マイナス(-1)  好きなこともイヤなこともわからない、でもなんだか人生しんどい。
ゼロ(0)     イヤなことやめた。心が少しかるくなってゼロベースに。
プラス(0.5)   好きなことをすこしづつやってみると、心の目盛りがちょっとプラスに。

まずは「100パーセント自分のため」に考え行動する、「心のリハビリ」の一環。
心の目盛りのマイナスからゼロに、そしてプラス0.5に上げるプロセスになる。

心の目盛りが「0.5」ぐらいまできたときに、「停滞期」心が満たされない状態になる。

心の目盛り0.5 → 1 にするには。
「人の喜びのために、自分の喜びを使っていく」ということ。

「100パーセント自分のため」に飽きたときこそが、どうやれば、そんな幸せを得られるのかを考えるタイミング。

結局のところ、人間は、誰かの役に立ったり、人に喜んでもらったりすることに、幸せを感じるようにできている。

段階を踏むことで、「自分の喜びを使って人を喜ばせる」という方向へと歩み始めることができる。

Step.6 心のなかで親とつながる

親との関係により生まれた「好きなことへの罪悪感」があると自覚してみる。
親は、子どもに不幸になってほしくないので反対したりする。
心のブレーキは愛の刻印。
親に感謝をしながら、自分のやり方で幸せになる。

感想

「心にブレーキ」をかけて何も感じないように過ごしていたマイナスの時期がありました。
自己肯定感が低く、人の目ばかり気にしていました。
そこから抜け出したくて「自分にオッケー」を出してやりたいことをやり、ようやく自分を認めることができるようになってきました。
現在、イヤなことは減らせたけど、何をプラスにしていけばよいのかわからなくなり「楽しさも感じない」状態です。
Step5「喜びとともに生きる」の章で書かれている「停滞期」です。
この本を読み、次に私がすることがわかりました。
心の目盛りをイチ(1)に上げていくことです。
自分が「楽しい」「幸せ」と思える仕事で、やり方で人を喜ばせること。
自分が心から喜べることで人を喜ばせるほうへシフトしていくこと。

「天は必ず、その人が輝ける場所を用意している」

この言葉を信じ、自分の好きの純度を高めていきたいと思います。

自分がいつもワクワクして輝いていられるよう、自分と周りを信じて、心から喜びを感じることしかしない、そう決める。
「毎日を好きなことだけで埋めていく」とは、つまるところ、こういうことなのです。

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KYOKO

健康運動指導士 自分のからだは自分で整える コンディショニングインストラクター KYOKOです。